40年前の8月、夕暮れは涼やかでした。
20年前の8月、
夜が更けると寝冷えが気になりました。
温暖化という言葉が
ニュースで流れるようになって
どれくらい経つのでしょう。
2022年8月、
街の草花や木々は疲れ気味です。
名古屋の夏は
クーラー無しでは辛いです。
気象庁に、
「地球温暖化と十年規模変動レポート」というものがあります。
そこからわかることは、
海の熱と対流が、
地球の気温の変化に
密接な関係があることや、
温暖化は20世紀の初めから
ずっと続いていて、
それは徐々に加速している
ということなどです。
そこに二酸化炭素の
お話しが加わります。
温室効果ガスっていうやつです。
これには同庁のIPCCの報告書が
参考になります。
今年5月のIPCC報告によると、
世界の平均気温が
あと20年もしないうちに
少なくとも1.5度以上
上がることが書かれています。
やはり地球は
どんどん熱くなっているようです。
だから見たこともない数の
線状降水帯が日本各地で多発し、
夜遅くなっても
気温が下がらないままなんですね。
コロナ禍という言葉が
無かった2019年夏より
ずっと熱い2022年8月、
ふと思うのです。
東京銀座で打ち水をするイベントで、
路面が5度低くなったところが
あったそう。
ならば、
コンクリートを
全部はがすわけにはいかないけれど、
車道より数十センチ高い
土手の歩道を作り、
その土手にしっくいをはって、
車道と「しっくい土手の歩道」の間に、
低い芝のようなものを植えたら、
ずいぶん快適で(歩きやすいし)
涼しくなるんじゃないだろうか・
と思うのです。
散歩も楽しくなりそうだし、
車が突っ込んでくる事故も、
少し上がった歩道なら
多少なりとも軽減できるのではないだろうか‥と。
2022年8月、
太陽と雨の猛威に
怯える日本にて
本気で妄想しています。
木之下 惠美
Megumi Kinoshita