木之下惠美ノート

(社)アロマハンドトリートメント協会理事長 らぼぞうスクール校長 ドイツメデイカルハーブと占星術

パンとハーブ

2022年夏、

久しぶりに書いています。

コロナ禍ゆえの

雑多なことごとを省けば、

わたしの日々の活動の在り方は

ほとんど変わっていません。

ただ、愛知県外での仕事が

なくなったことと、

らぼぞう店舗の営業時間が

ずいぶん減ったことが

大きな変化です。

 

マスクと消毒と距離と‥それらは、

まるで水の中を歩くような具合で、

なんとなく動きが重くなっている

気がします。

 

新型コロナウイルスという

変異の激しいウイルスは、

人間社会のあらゆることと

人間の命を危機に曝し続けています。

そしてそれは2年半、

4年目へとまっしぐらです。

追い討ちをかけるように

ロシアのウクライナ侵攻が勃発し、

世界インフレをはじめ

金融も輸出入も

とても大きく変化しています。

 

人と社会を取り巻く経済と環境は、

これまで通りとはいかなくなりました。

たぶんこれらの変化は

今後なかったことには

ならないだろうと

誰もがうすうす感じています。

 

ハーブを含む植物もそうです。

業界は日本国内に目を向け、

本来その植物のルーツとなる

生産地から退き始めています。

 

なんだかとても日本が弱い

 

日本と世界との間には

目に見えない大きな大河ができ

その大河は急流の様相に見え、

多くの人たちが困惑しています。

 

f:id:hatsuho44:20220726143257j:image

 

小麦は国産で賄えるのか?

パンを米粉で作ろうと

尽力する人たちがいます。

国産小麦で作るパンに

尽力する人たちがいます。

ただ、国産の小麦で作るパンは

欧州で栽培される小麦で作るパンとは

違う手加減や手法が要ります。

 

ハーブは国産で賄えるのか?

成分の違いはあれど

日本の農業の知恵を基本に

品質の良いものを創ろう。

しかしその特性は、

本来ハーブが持つオリジナルの

それとは多少変化するでしょう。

 

農業が一筋縄でいかないことは

太古の昔からよく知られていますが

それを再び掘り起こし

働き方改革が叫ばれる中

さて始めよう!

と志をたてることになるでしょう。

 

なんだか難しい時代です。

 

時代の節目とは

こういうことをいうのでしょうか。

 

まわりを見渡すと、

誰もが試行錯誤を

している気がします。

新しい道を探したり、

落胆したり、

希望を持とうと努力をしたり。

 

わたしも静かにこの時を

まわりをよくよく見ながら

自分を振り返りながら

さて歩いていこうと思います。

f:id:hatsuho44:20220726143134j:image

一番大切にしたいと思うことは

一層大切にして歩きたいと思うのです。

 

木之下惠美