ラベンダーにはたくさんの種類があって、
それぞれが少しずつ違う働きを持っています。
種によっては刺激が強く、
種によっては雑草のようなものでもあります。
真正ラベンダー花/Lavandula angustifoliaは、
神経系統をナーバスな状態から開放し、
それにより引き起こされる
さまざまな愁訴に効果があります。
ラベンダーが癒してくれる愁訴の
代表的なものには、
不眠・不安・片頭痛・めまい・
過緊張による神経と
精神の不安定な状態
といったものが見られます。
真正ラベンダー花の香り成分も
水溶性の成分も、
血圧が不安定だったり、
動悸がある場合、
穏やかに改善します。
そして
体内時計を調節作用し、
認知症による深層的な不安状態を改善し、
徘徊や不安定な行動を
なくさせるよう働きかけます。
ちなみに占星学で分類される真正ラベンダー花の性質は以下のようなものです。
古い時代から引き継がれた正統なラベンダーであり、水星という支配星とそこに属する双子座の性質を正しく引き受けているため、あらゆる作用をその性質のもとで発揮します。
水星を支配に持つハーブは、
神経と肺とあらゆる筋肉の均衡を守り、
全てものものを結びつけ、
奇跡的な変化を物質界において引き起こす
と考えられています。
ちなみに
水星を支配星に持つハーブには
真正ラベンダー以外にも
マジョラムやフェンネルなど
様々な素晴らしいハーブがあります。
古い時代からずっと引き継がれてきた正統なハーブたちとわたしたち人間との関係は、深く広く、時に高尚で、時に身近で、時に神の使いにも悪魔の使いにもなります。先に書いたものは、ラベンダーが神の使いとして私たちに何をもたらすか・といった側面でしょう。もしこれがトリカブトだったりフグ毒だったりすると、神の使いもなるけれど、時に悪魔の使いに強く傾倒することさえあります。
ハーブを含む自然の中の万物は、どの手にわたるかで、神にも悪魔にも従います。
中世的な表現になりますが、
ラベンダーのハーブをティ―として内服すると、
それは神の使いとして働いてくれます。
たとえばこんな風に、
香りを嗅いで、
口に含み、
喉を通り全身に染み渡る
それともオイルとして活かすと
香りを嗅いで、
アーモンドオイルに希釈をし
手や腕、脚や腹、顔や背中に塗布すると、
サビついた体内時計が正常に作動し、
傷んだ神経と精神に支配されることがなくなる
それとも炎症をとって
痛みと痒みを去らせてくれる
2021年、もう1月も半分以上が過ぎたけれど
コロナ禍と社会とひととの関係は、
まだまだ困難がいっぱい転がっていそうですが‥
ひとつひとつ 少しずつ たんたんと
それでもお互い今年も生きていきましょう
木之下惠美
追伸:今年はもう少しこまめに書いていこうと思います(;^ω^)