木之下惠美ノート

(社)アロマハンドトリートメント協会理事長 らぼぞうスクール校長 ドイツメデイカルハーブと占星術

むずかしいねえ2021

ー本日の感染者数は◯◯◯人ですー

こんなニュースの冒頭に、潜在的な心のヒダが、ギュンとしたりウッとしたり。以前はどんなニュースから始まったっけ。

思い返せば昨年は、新型コロナとそれに伴う恐怖と不安を、誰もがきっと、それなりに思い知ったのではないでしょうか。2021年の今年は、コロナ禍の状況は好転せず臨場感を増し、人と人の間に起こる空気感が、昨年とは明らかに違うと感じます。言葉ではうまく表せない空気感のような何かが変わった気がします。むろんそれは、東京オリンピックの開催や政治の影響もあると思います。ちなみにこれを書いている今、日本では、菅総理が総裁選出馬を断念したというニュースが大きく流れています。

ー「ワクチン打った?」が挨拶になっている2021年後半ー

わたしの周りでは、このひと月程度の間に、多くの方が新型コロナのワクチン接種を終えられたり、1度目の接種を終えられたりしています。

その一方、接種後まもなく新型コロナウイルスに感染された方や、接種前に感染された方や、亡くなられた方もありました。

こうして、ワクチン接種はやはり必須かなと思いきや、ワクチン接種後、数日以内に亡くなられた方も複数名あります。が、どの方もワクチン接種と死亡との因果関係は見当たらず・と保健所又は医療機関からの沙汰を受けています。

また、1度目のワクチン接種の2週間後にコロナ陽性となり、ICUに入り治療を受け、その後回復し、2度目のワクチン接種後、2日後に酸素飽和度が急激に下がり、再び入院して治療を終えた方もあります。ちなみにこの方は、施設から一歩も出ておらず、施設に関与するすべての方は陰性であったことも判明していますから、ワクチンとの因果関係は不明とされながらも、ワクチン接種後に感染同様の状況となったわけです。

そんなむずかしいコロナ禍の日々の中ですが、新型コロナウイルスのワクチン接種が、社会人としての常識になっている今、何とも勝手ながら、自然療法家として一意見を申し上げたいと思います。

2021年の今

答えは未来にしかない

故に

接種も是 非接種も是

だと思っております

 

接種・非接種どちらにせよ

優れた治療薬が出来

感染判明と同時に

投薬できるようになるまで

今まで以上に誰もが

感染対策を怠らない事が必須です

 

ただ

接種された方にも非接種の方にも

同じ人権と自由があるように

お互いにお互いを

間違っていると思わないように

そこに正義を貫くことが

できる日本であることを

信じ願って止みません

 

新型コロナワクチンについて、今年の2月にもブログに書かせていただいておりますのでよろしければご覧くださいませ↓

https://hatsuho44.hatenablog.com/entry/2021/02/17/094630

f:id:hatsuho44:20210903151430j:image

 

木之下惠美

 

本当・ということについて

新型コロナウイルスとそれを取り巻くあらゆる生活と未来に対して刺さったトゲは、どこかで取れるのだろうか。

あれから一年半が経った今、ワクチンと治療薬のことも含み、様々な情報と環境が、気づくことができる浅いところだったり、気づけていない深いところだったりで、心を軋(きし)ませていませんか。わたしは感じます。

その軋みの正体を考えました。そうしたら、

「本当に大切にしたいことってなあに?」って心の奥から質問が返ってきました。

ワクチンの賛否も、治療薬が確定される時期も、どこかで決着が着くとは思うんですが、これからのこと・未来のことを考えると、やっぱり心にモヤがかかって、その答えが埋もれそうになるんです。今までだって未来のことがちゃんとわかっていたわけじゃあないけれど。これほどまでに地球規模で未来にモヤがかかるなんて…なかったんじゃないかなあ。

じゃあこのモヤの正体は何だろうと考えたんです。

このトゲ=新型コロナは、「社会生活において、自己実現をするために、このトゲを克服する努力方法がない」ことが問題なんだという単純な答えにたどり着いたんです。言うまでも無いかとは思うのですが、マスクとか三密を避けるとか手洗いうがいと消毒が必須とかっていう「コロナに罹らない努力」じゃなくて「建設的な未来の自己と社会を実現するための努力」です。

だから「本当に大切にしたいことってなんだろう」という質問に対する答えが、出きらないんです。もっと言うとね、本当・ということについて思う時、今は答えを出さない方がいいと思うんです。

 

真剣に生きていると、答えを出そうと努力します。あ、普段はとても大切です。でもね、今は答えをもう少し先の宿題にした方がいいと思うんです。いや、そうしませんか。とりあえず生きることを、今は最大の目的にしませんか。

 

自分のための本当・ということについて、考えるのは少し先の未来に委ねようと思うんです。まずは生きよっかなって。そして今までよりも少しだけ、今日を大切にしようかなあと。

 

f:id:hatsuho44:20210810004525j:image

 

ながいながいおやすみもありだね

ブログね

書きたいことがいっぱい

なのに

心に余白がなくて

4ヶ月が経っていました


言い訳はこれだけにして…

そう

ずっと考えていました

今はこの前より少し違うのか

何が歪んだのか

何が見えるのか

ここからの

時の羅針盤のあり方を

 

f:id:hatsuho44:20210625085310j:image


占星学では

一年の基本は

木星で占うのですが

その木星

諸々の事情と相まって

昨年12月後半

風の時代へと移行する

大カーテンをくぐりました


二百数十年に一度の

価値観の変化

風の時代


風の時代はね

物質的な価値観だった地の時代の今までから

目に見えないものに価値が移る

と言われても

社会も人もすぐには馴染めません


情報 コミュニティ 革命

空気を漂うもの  電波

時空 感覚 あいまいさ


そんなキーワードを持つ

11番目の星座である

水瓶座でスタートした風の時代


うん

確かにこれらのキーワード

良くも悪くも身に覚えがあります


ウイルス ドローン

革命 仮想通貨 

情報社会 

案外狭くなった社会

心の時代


自然療法と呼ばれる

自然とひと

心と体

魂と霊

宇宙と地球

植物のバランス力

を大切にする分野も

本質が問われている気がします


風の時代

目に見えないものごとのうち

ニセモノは弱り

ホンモノは鍛錬されるとも

 


ただし

弱るニセモノも

一旦キバをむいてから

弱っていくのではないか…

と心しながら今日も歩きます

 

f:id:hatsuho44:20210625085545j:image
ながいながい

お休みをつくってもいいよね

捨てていいものもあるよね

ここは時代の節目

いっぱい考えて

時に逃げて

それでも

どこかで

歩き始められるから

自分の中にある命を信じて

ひとまず深呼吸しようね

f:id:hatsuho44:20210625085630j:image
わたしも

吹く風にかっ飛ばされないよう

目を凝らして耳を傾けて生きようと思います

 

 

ワクチンどうする?2021

2月中旬を折り返した日本、

新型コロナウイルスのワクチンどうする問題が猛威を振るっています。

 

さてどうする?

どうしようと思う?

どうしなければならない?

それは誰のため?何のため?

結局答えは今、でるのでしょうか。

けれど出さなければいけないので

少し勉強しました。

 

まずはこの新型コロナと呼ばれる

ウイルスについて・・

 

中国武漢で猛威を振るった厄介なウイルスは、

2020年よりもう少し前にそこにあり、

2020年ものすごいスピードで世界中に広がり、

多くの命と生活をことごとく奪い続けることになりました。

 

2020年後半、

この新しいウイルスに対抗する

新しい種類のワクチンが、

大きな製薬企業から

世界に向けて出荷されるようになりました。

 

このワクチンのあらましは

ざっとこんな感じです。

ウイルスの設計図から研究されて作られた

核酸ワクチン」と呼ばれるもので、

mRNA、DNA、ベクターワクチンなどに分類されています。

本来、もう少し先の未来に出るかもしれなかった「核酸ワクチン」は、

世界を席捲したコロナ禍を受けて、

中国・アメリカを基軸に、

2021年世界の命に向かってその手を挙げ、

それらを世界の多くが受け入れ、

今世界中に広がっています。

 

ファイザー社・アストラゼネカ社・

ビオンテック社、モデルナ社、

ロシアのスプートニクV・・

ちなみに中国は、ベクターワクチン以外にも従来型の不活性ワクチンの接種の両方に舵を取り、リスク分散をしつつ、人民解放軍を中心に、実証実験のカタチですでに進めました。

 

そしてこの新しい時代に、

大きな国や世界の企業により、

様々な「核酸ワクチン」が、

機を逸せずと一気に世界に躍り出ました。

 

社会全体、世界全体、集団の自由と平等という大枠で考えると、どの「核酸ワクチン」が良いのかはさておいて、打たざるを得ない、もしくは打つことが当然なのかもしれません。

 

しかし個々個人の自由意志とひとつひとつの命とその未来という観点で考えると、答えをひとつにはできません。

 

ワクチンを打つ意義は、

重症化リスクを極力下げるためです。

 

他人にうつさないためではなさそうですね。

よって、マスクも手洗いも変わらず必須です。

 

ワクチンを打つ目的は、

免疫の「抗体価」を高めて、

ウイルスに勝てないまでも負け切らないようにすることです。

 

反面、これらの新しいワクチンの「副反応」はリスクが高いのか、その「副反応」はどんなものなのか、このワクチンの効き目に持続性はあるのか、集団接種によってウイルスの変異はどうなっていくのか、そんな疑問もついてきます。

 

●ワクチンの効き目には、どちらにせよ大きな幅があり、事前に予測はできない。

核酸ワクチンは実験では効果を見せているが、ワクチンも含め薬に副反応は付き物。

●世論が過剰にゼロリスクを期待すると、反動が非常に心配。

「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実/峰宗太郎・山中浩之 より」

 

f:id:hatsuho44:20210217094926j:image

ここからは純然たる私見です。

 

たぶんこれらの新しい時代の新しいワクチンは、どこのどういう「核酸ワクチン」だと良いとか悪いとか、変異したウイルスには、こっちが効くとか、そんな風にして、結局のところ、世界中で進んでいくのだろうと思うのです。

 

もう後戻りはできないのかと。

 

自然療法を伝える私はこう考えます。

命には無限の可能性と儚さと強さがあります。

結局のところ、獲得する免疫の記憶をもひっくるめて、あらゆる命の循環は、私たちの命の防衛を助けています。

 

新しいワクチンを打つのか打たないのかの選択は、現段階では、どちらもありなのかもしれません。

 

一生懸命に考えること・

が大切なのだと今は思うのです。

 

集団の自由と平等

個人の自由と命

f:id:hatsuho44:20210217095051j:image

さてどう測りましょう。

悩ましいです。

 

 木之下惠美

 

2021年・ラベンダーからこんにちは

ラベンダーにはたくさんの種類があって、

それぞれが少しずつ違う作用を持っています。

種によっては刺激が強く、

種によっては雑草のようなものもあります。

f:id:hatsuho44:20210120131456j:image

真正ラベンダー花/Lavandula angustifoliaは、

神経系統をナーバスな状態から開放し、

それにより引き起こされる

さまざまな愁訴に効果があります。

ラベンダーが癒してくれる愁訴の

代表的なものには、

不眠・不安・片頭痛・めまい・

過緊張による神経と

精神の不安定な状態

といったものが見られます。

 

真正ラベンダー花の香り成分も

水溶性の成分も、

血圧が不安定だったり、

動悸がある場合、

穏やかに改善します。

そして

体内時計を調節し、

認知症による深層的な不安状態を改善し、

徘徊や不安定な行動を

なくさせるよう働きかけます。

f:id:hatsuho44:20210120131507j:image

ちなみに占星学で分類される真正ラベンダー花の性質は以下のようなものです。

 

古い時代から引き継がれた正統なラベンダーは、水星という支配星とそこに属する双子座の性質を正しく引き受けているため、あらゆる作用をその性質のもとで発揮します。

 

水星を支配星に持つハーブは、

神経と肺とあらゆる筋肉の均衡を守り、

全てものものを結びつけ、

奇跡的な変化を物質界において引き起こす

と考えられています。

ちなみに

水星を支配星に持つハーブには

真正ラベンダー以外にも

マジョラムやフェンネルなど

様々な素晴らしいハーブがあります。

 

 

古い時代からずっと引き継がれてきた正統なハーブたちとわたしたち人間との関係は、深く広く、時に高尚で、時に身近なものになります。そして正統なハーブは、時に神の遣いにも悪魔の遣いもなります。先に書いたものは、ラベンダーが神の遣いとして私たちに何をもたらすか・といった側面です。もしこれがトリカブトだったりフグ毒だったりすると、神の遣いもなるけれど、時に悪魔の遣いに強く傾倒することさえあります。

ハーブを含む自然の中の万物は、どの手にわたるかで、神にも悪魔にも従います。

 

中世的な表現になりますが、

真正ラベンダーのハーブを

ティ―として内服すると、

それは神の遣い

として働いてくれます。

たとえばこんな風に、

香りを嗅いで、

口に含み、

喉を通り全身に染み渡り

あらゆる神経の均衡を取り戻させる

 

それともオイルすなわち精油を、

アーモンドオイルに希釈し

手や腕、脚や腹、顔や背中に塗布すると、

サビついた体内時計が正常に作動し、

傷んだ神経と精神に支配されることがなくなる

それとも炎症をとって

痛みと痒みを去らせてくれる

 

2021年、もう1月も半分以上が過ぎたけれど

コロナ禍と社会とひととの関係は、

まだまだ困難がいっぱい転がっていそうです。

ひとつひとつ 少しずつ たんたんと

それでもお互い今年も生きていきましょう。

 

 

f:id:hatsuho44:20210120131524j:image

木之下惠美

 

追伸:今年はもう少しこまめに書いていこうと思います(;^ω^)

 

 

 

迷走時代の感覚

2020年7月も残り数日となりました。

 

f:id:hatsuho44:20200728082214j:image

 

半年前の令和初のお正月、

半年後の令和2度目のお正月、

ちょっと想像してみました。

f:id:hatsuho44:20200728082456j:image

で、結論は、

現在過去未来の

時間のつながりとか、

懐かしさとか

希望のようなものが、

今までとは

どうも随分違って感じる

というものでした。

 

2020年7月も終わろうとしてる今、

どこから来てどこへ行こうとしているのか。

 

f:id:hatsuho44:20200728082800j:image

今までだって、

そんな現実的想像を

日々探ってきたわけじゃないけれど、

春からこっち、

日々反芻するように頭に浮かぶのです。

 

今まではどうだったのか、

今はどうするといいのか。

f:id:hatsuho44:20200728082846j:image

きっと多かれ少なかれ、

今まで感じたことがない

社会的・生活的迷走を、

誰もが多かれ少なかれ

しているんじゃないだろうか・

と妄想したりして。

 

見ること

聞くこと

嗅ぐこと

味わうこと

触れること

それらを統合して

私たちの人格は築かれています。

 

けれどコロナ禍という

新語が現れ始めてから

 

わたしたちは

五感と、五感から導き出される連想を

置き去りにせざるを得なくなってしまいました。

 

とりあえず生きていけるけれど

今まで恐れたことがない何かを恐れて。

 

ふと

f:id:hatsuho44:20200728082700j:image

 

今年のケとハレ、

日常と非日常について思うのです。

今年は、

ケとハレのリズムがない、

盛り上がったり落ち着いたりのリズムがない、

又はこっそりしかできないので、

心身のどこかが

おかしくなるんだろうなあと思うのです。

 

五感の潤滑油

ケとハレ。

 

バーチャルなstay homeの中にあることが多い今こそ五感に目を向けてみたいのです。

 

 

木之下 惠美

 

 

 

 

 

今は必須のアルコールと水と石けん 

手、いつもより乾燥しますよね。

手、荒れますよね。

手、アルコールと水と石けんに

日々忙しく出会っていますから。

新型コロナウイルス対策の最前線で。

 

新型コロナウイルスとの関係がどう落ち着いていくのか…日々気になるところですが、出口が見えにくいのも事実です。

これから来る夏、秋、冬、手指の消毒と洗浄は、今と同じようにきっと続けていくことになりそうです。

 

今回は、その手指のことを、お話してみようと思います。少し長く書きましたので、ここからはお時間のある時にぜひ読んでやってください。

 

f:id:hatsuho44:20200512175312j:image

 

手指は身体の他の部位と同じように皮膚で覆われていますよね。指先などは特に敏感な皮膚感覚を持っており、脳と神経と日々連携し、様々な情報を伝達をし合っています。

 

f:id:hatsuho44:20200512175503j:image

f:id:hatsuho44:20200512175506j:image

f:id:hatsuho44:20200512175510j:image

[親指と他の指の付け根の関節は形が違うので、動き方も違いますよね。と言うことは、脳に望まれる仕事の種類も違うのです。]

 

皮膚は、皮脂膜で覆われ、その下に表皮層、そのまた下に真皮層と皮下組織があります。

 

表皮の表面を覆う皮脂膜の健康は、自律神経でコントロールされ、表皮層は、神経と連動して、私たちの身体を防衛し、こころの伝令をつかさどっています。

  

私たちが人間らしい生活をするために、手指はその最前線で働く最高の道具です。当たり前のようにその最高の道具である手指を、皮膚が覆っています。

 

皮膚の乾燥は、雑菌やウイルスに対する防御反応を弱めますが、昨今、ウイルスを寄せ付けない、またはその作用を弱体化させるために、手指から手首にかけて、特にアルコールをふんだんに使用しなければならないことが多くなっています。新型コロナウイルスから身を守るためには、とても大切なことなです。

けれど、手の皮膚も皮脂膜で覆われていますから、皮脂膜もアルコールや石けんで除去されてしまいます。手を洗い、アルコール消毒することがこまめになるほど、手の皮膚は荒れてしまい、防衛能力が落ちてしまいます。そして脳神経との間の連携もデリケートな状態になってしまいます。

 

カサカサした手指、痒みや痛みのある手指は、

脳と神経に対してもあまり良い影響を与えてくれません。手指の違和感は、知らず知らずのうちに気持ちに悪影響を与えてしまいます。

 

私たちの身体を外界から守る最前線である皮膚表皮は、自然の循環に即して、細胞を刷新しています。これを皮膚のターンオーバーと呼びます。

ターンオーバーは、年齢と共に衰え、肌の再生と剥離がうまく整わなくなっていきます。すると、皮膚のバリア機能を低下し、シワやたるみ、硬化とともに肌のトラブルを引き起こしやすくなってしまいます。

 

皮膚は、湿度が低くなる冬に、バリア機能が低下します。冬に皮膚が乾燥するのは当たり前・と思って過ごしがちですが、実は冬の乾燥が問題なのではなく、夏の高い湿度の次に湿度の低い冬がやってくることが問題であるようです。

 

   蒸し暑い夏  ⇔ クーラー

   乾燥した冬  ⇔ 暖房と加湿

 

このように日々交互にやってくる乾・湿変化も良くないのです。

   

 傳田光洋博士の最近の研究によると…(Sato.J.2002.J Invest Dermatol 119:900-4)

通常の湿度(40~70%)で生活をし、続いて乾燥環境(10%以下)に移っても、バリア機能に異常は起こりません。しかし、高い湿度(90%以上)の環境下で2週間過ごし、同様の乾燥環境に移ると、皮膚のバリア機能に顕著な低下が起きるそうです。

  

加えて、ウイルス対策をしなければならない今は、手指の清浄を保つために、アルコールと水と石けんをとても多く使用しなければならなくなっています。

 

また、乾燥環境に皮膚がさらされると炎症を起こすインターロイキン1αというたんぱく質が、皮膚表皮の最表層に溜まってしまいます。

 

その結果、乾燥環境にさらされている皮膚は、わずかな刺激でも、大きな炎症を引き起こします。また、免疫の最前線を担うランゲルハンス細胞も乾燥環境のもとでは増えてしまいます。

そのため、手指をこまめに洗う、アルコール消毒するという繰り返しは、アトピー性皮膚炎や様々な皮膚トラブルを引き起こしやすくなってしまいます。

 

 

アルコールと石けんと水 ➡ ウイルスに対する対抗 

皮脂の健全化を促進する ➡ 肌のトラブルや老化を抑制

 

最初に、皮膚の表面を覆う皮脂膜は、自律神経がコントロールすると述べましたが、これはみなさんも日々の生活の中で、実感されていることと思います。

  

ストレスフルな状態  ➡ 皮脂が過剰に分泌される

疲れて代謝が悪くなる ➡ 皮脂がうまく分泌されない

 

そして、皮脂膜の下にある表皮層は、脳・神経と連動し、伝令しあう関係にあります。

 

温かいものを触れる ➡ 安心する

冷たいものを触れる ➡ 警戒する

 

この数ヶ月、そしてこれからの数ヶ月、それとも数年、私たち手指の皮膚は、私たち自身と外の世界の間の最前線の防衛隊として、一層過酷に働かなければいけません。

 

新型コロナウイルス対策のためのアルコール消毒としっかり手洗いとともに、保湿と手の感覚の健康を見直すことは、これからの少し長くなりそうなこの環境に、知らず知らずのうちに心を痛めないために、実はとても大切なんです。

 

最近、あなた何を触れましたか。

自分自身の手や腕の体温を感じてみてはいかがでしょう。ほんの数秒でもいいので。

それは最も近い温かな癒しです。

 

 

     木之下惠美 きのしためぐみ