地上には薬草が、
天空には星が、
命には心があります。
この3つの事象に思いを寄せた時
自然療法の魔法は叶います。
今回はそのうち
天空の星について
書いてみたいと思います。
なんせ、
2022年11月8日火曜日、
夜9時を挟んで1時間ほどの間、
天王星食という現象が起こりましたから。
占星学では、
天王星以遠の惑星は、
精神世界の在りように
影響を与える惑星として
その影響を計ります。
占星学者Kevin Barkは、
天王星の心理を次のように表しています。
「創造的なインスピレーションの突然の閃き。人生の中でのすべての信仰と基礎を見直すことを強いる経験。いつ、いかにしてすべての壁が崩れ落ちるか- その結果、囚われから自由になるか、あるいは結果としてむき出しになり、脅かされるかのどちらか。」
天王星の衝動は、
自己の経験や感情とは関係なく、
構造を変化させ破壊すること・
という強烈なものです。
天王星は、
未来予想の転換を
精神世界にもたらします。
ちなみに前回の天王星牡牛座時代は、
1935年(S10)~1942年(S17)でした。
この時代に起きた
大きなターニングポイントを
いくつか挙げてみると、
2・26事件(1936)
盧溝橋事件から日中戦争へ(1937)
日本の国家総動員法公布・施行(1938)
アインシュタインが原子爆弾についての書簡をルーズベルトに送付(1939)
F・ルーズベルト米大統領による国防力強化策としての科学者動員令発令(1940)
真珠湾攻撃と太平洋戦争勃発(1941)
こうして書き連ねてみると
目がまわりそうですが、
角度を変えて
日本国内に目をうつすと、
東京の築地市場や有楽座の会場、
トヨタ自動車などの大企業の設立など、
今に続く経済活動の
大きな潮流の始まりもみられます。
天王星牡牛座時代が
もたらす精神世界は…
新しい時代を築くことを
社会に求めるが同時に、
新しく始まる仕組みに対し、
反抗心を抱くエネルギーに
満ちています。
今回の天王星牡牛座時代は、
2019年3月6日から始まっています。
2019年は令和元年、
年末には新型コロナウイルス(COVID-19)が世界に急速に広がり始めました。
今回の天王星牡牛座時代は2025年まで続き、再び2026年に逆行で再度突入します。
その中で最も高いエネルギーを、
こころと感情に与えると
考えられています。
今回の牡牛座天王食を伴う皆既月食は、
これから先の私たちに
どんなターニングポイントを
示唆していたのでしょう。
それは今この時よりも
先の時代が明らかに
するのかも知れませんが。
木之下惠美2022年11月8日