木之下惠美ノート

(社)アロマハンドトリートメント協会理事長 らぼぞうスクール校長 ドイツメデイカルハーブと占星術

こっちから見る手とそっちから見る手

アロマハンドトリートメントは、

自分の手(セラピストの手)で、

相手の手(クライアントの手)をとって、

施術を行います。

 f:id:hatsuho44:20180306000627j:image

 

自分の手と相手の手は、ほぼ同じ数の骨と筋肉でできているし、大抵の動きは同じようにできるから、客観的になれないことがあります。

 

 f:id:hatsuho44:20180306000838j:image

猫の手だったら違うってわかるけど…

 

アロマハンドトリートメントの施術には、

反射区と呼ばれる、身体と対応する手腕の部位を刺激するケアがあるのですが、

相手の手と、自分の手の境界線を超えて、ケアしようと刺激する…なんてことがあります。

これは特に、施術を一生懸命覚えようとして、練習している時に、多く見られます。

f:id:hatsuho44:20180306001337j:image

「あれ?ちょっとおかしいねえ。」

なんて自分でも気恥ずかしくなったりして。

 

「こっち・と、そっち」が

「どっちも、こっち・になる」

…わかります?

 f:id:hatsuho44:20180306001558j:image

相手の手だと思って、無我夢中で施術をしていたら、自分の手だった💦なんてこともあるのです。

これは、自分の手とつながる相手の手に集中するあまり、相手の手に、相手の腕と肩、そして相手の身体がつながっていることを、忘れてしまう状態、とも言えます。

 

手腕は、自由上肢と呼ばれる、可動の自由が利く手と腕と、

上肢帯と呼ばれる、鎖骨と肩甲骨でできている手腕と胴体を連携させ、コリを感じやすい部分から出来ています。

f:id:hatsuho44:20180306001654j:image

この自由な部分とコリを感じやすい部分を、なんとなく別個にしてしまうと、アロマハンドトリートメントが台無しになってしまいます。

 

手と腕の土台は、コリを感じやすい部分だから、ちょっとした居心地の悪さにも、微妙に違和感を感じてしまいます。

そしてその違和感が、不安定な施術になってしまい、気持ち良さも削がれますが、効果的な癒し効果が台無しになります。

 

相手のことって、わかっているようでわかっていないって、アロマハンドトリートメントでも言えることなんです。

f:id:hatsuho44:20180306001823j:image

これ、練習が要なんです。

f:id:hatsuho44:20180306001906j:image 

らぼぞうスクールで、アロマハンドトリートメント練習会もしています。当協会で学んだ方は受講できます。

http://www.lavozou.com/school/index.html