アロマハンドトリートメントは、
自分の手(セラピストの手)で、
相手の手(クライアントの手)をとって、
施術を行います。
自分の手と相手の手は、ほぼ同じ数の骨と筋肉でできているし、大抵の動きは同じようにできるから、客観的になれないことがあります。
猫の手だったら違うってわかるけど…
アロマハンドトリートメントの施術には、
反射区と呼ばれる、身体と対応する手腕の部位を刺激するケアがあるのですが、
相手の手と、自分の手の境界線を超えて、ケアしようと刺激する…なんてことがあります。
これは特に、施術を一生懸命覚えようとして、練習している時に、多く見られます。
「あれ?ちょっとおかしいねえ。」
なんて自分でも気恥ずかしくなったりして。
「こっち・と、そっち」が
「どっちも、こっち・になる」
…わかります?
相手の手だと思って、無我夢中で施術をしていたら、自分の手だった💦なんてこともあるのです。
これは、自分の手とつながる相手の手に集中するあまり、相手の手に、相手の腕と肩、そして相手の身体がつながっていることを、忘れてしまう状態、とも言えます。
手腕は、自由上肢と呼ばれる、可動の自由が利く手と腕と、
上肢帯と呼ばれる、鎖骨と肩甲骨でできている手腕と胴体を連携させ、コリを感じやすい部分から出来ています。
この自由な部分とコリを感じやすい部分を、なんとなく別個にしてしまうと、アロマハンドトリートメントが台無しになってしまいます。
手と腕の土台は、コリを感じやすい部分だから、ちょっとした居心地の悪さにも、微妙に違和感を感じてしまいます。
そしてその違和感が、不安定な施術になってしまい、気持ち良さも削がれますが、効果的な癒し効果が台無しになります。
相手のことって、わかっているようでわかっていないって、アロマハンドトリートメントでも言えることなんです。
これ、練習が要なんです。
らぼぞうスクールで、アロマハンドトリートメント練習会もしています。当協会で学んだ方は受講できます。
http://www.lavozou.com/school/index.html