一般社団法人アロマハンドトリートメント協会(略:AHTA)の総会が終わると、その年が本格的に動き出したと感じます。2月10日、10周年を迎えた今年の総会で、私は、「アロマハンドトリートメントってなに?」というテーマで、AHTAの基本を振り返りながら、「共感」と「自然療法」の融合について話させていただきました。
それでふと、「共感」と「寄り添う」ってどこか似た匂いがするけれど、ずいぶん違うんじゃないかなあと思い、この2つの言葉を比べて考えてみました。
「共感」にどこか近いニュアンスを持つ「寄り添う」。
最近、テレビや雑誌、SNSでも、以前より多く使われるようになった「寄り添う」
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寄り添い名人
「寄り添う」を使うときは、
「あなたのことを親身に思っています。いつも近くで。」というような意味で使われているような気がします。
けれど「寄り添う」を言葉にして使われると、違う感情が湧いてきます。
「あなたに寄り添いたい」と言われて、
「はいありがとう」と気持ちよく返せるだろうか。
で、
広辞苑第七版 で調べてみました。
▪️寄り添う/ぴったりと側による
▪️共感/他人の体験する感情や心的状況、あるいは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解すること。同感。
自分が精一杯の時に寄り添われると、
時にちょっと鬱陶しいかも。
時によるし、言葉で示されるんじゃなくて、
相手が寄り添ってくれているんだ・
と感じられたら、
力強いし、すごく嬉しい。
自分が精一杯の時に、
共感されるとどうだろう。
本当に相手が共感してくれたと思えたら、
うれしいし、孤独が少し薄らぐかも。
2つとも大切な日本語だから、
丁寧に考えたら、どちらも素敵な言葉なんじゃないのかなあ。
というのが、今の私の答えです。
木之下 惠美