木之下惠美ノート

(社)アロマハンドトリートメント協会理事長 らぼぞうスクール校長 ドイツメデイカルハーブと占星術

手から全身に

当たり前にことだけれど、

爪に先から頭のてっぺんまで繋がっていて、

腰が痛くても、案外それは腰だけのせいじゃないことの方が多いし、

頭が痛くても、それは全く別のところが不調を抱えていたりします。

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手から全身に効かせることを目的としたアロマハンドトリートメントは、

それを確信できる自然療法です。

 

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自分自身で発信して不調の信号に気づかなくても、アロマハンドトリートメントを受けることによって、不調の原因に目を向け、自分の心身に向き合うことができます。

 

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そればかりじゃなく、

不調を発する部位に関連した反射区と呼ばれる遠隔的な関連部位を刺激する反射区療法によって、時に緩やかに時に速やかに、その不調のもとである炎症や緊張やうっ血・うっ滞を取り除きます。

 

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例えば、手のひらにある大腸の反射区のうっ滞を取り除いて、便秘を改善したり、同じく大腸の反射区の炎症を取り除いて、下痢を改善します。

 

クライアントの手のひらも手の甲も、セラピストであるあなたの手のひらと、ほぼ同様の領域を持っていますから、そこに密集する全身の反射区に、一度で触れてしまうことができることも大きなメリットです。大腸の反射区を触れながら、頭の反射区の緊張に気づくかもしれませんし、胃腸の反射区の炎症に気づくかもしれません。

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手の気づきを

手で気づく。

セラピストは、

静と動の知恵と経験を同時に活かす。

アロマハンドトリートメントはそういう自然療法です。

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キャリアオイルについて

AHTA(一般社団法人アロマハンドトリートメント協会)で推奨し、

使用しているキャリアオイルのうち、

スイートアーモンドオイルについて

考えてみたいと思います。

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スイートアーモンドオイルは、

スイートアーモンドの種子の仁から

圧搾法で抽出します。

採油法には大まかに

加熱によるものと、

圧搾によるものがあります。

 

加熱によるものは、

その油の成分に変質が起きるため、

精製の工程を必要とします。

油精製とは、

ピュアに感じますが、

簡単に言うと薬剤により、

その成分を抜きます。

 

圧搾法は、

時間もかかりますし、

量も少なくなります。

熱を加えず丁寧に圧搾すると、

古代から私たちが使用してきた

自然な油として存在出来ます。

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植物油ビン詰めして、

窒素などのガスを充填すると、

開封するまで長きにわたって保存できます。

 

圧搾法にせよ、加熱溶剤抽出にせよ、

ビン詰めで窒素など処理をして店頭に並びます。

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酸化した油はもっとも身体に危険ですから、

仕方がないのですが、

AHTAのアロマハンドトリートメントに使うのは、

できたらそのままの状態で使いたいので、

熱を加えず圧搾した、

新鮮な植物油を、

ガス充填せず、

空輸で新鮮なうちに運んできて、

それを使います。

 

そうして初めて、

その植物油の効能が発揮されます。

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本当のスイートアーモンドオイルは、

その脂肪酸組成と有効成分の作用により、

ベビーマッサージオイルとして、

妊娠線予防用オイルとして、

敏感で乾燥したお肌のケアオイルとして、

心身の疲弊を取るケアオイルとして、

良い働きを表してくれます。

 

 

 

 

 

 

あお のお話

思い立って京都へ。

その訳は、東山魁夷展。

 

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名古屋でも東京でも何度か観たけれど、

東山魁夷が観たかった。

 

京都国立近代美術館でのテーマは、

本物の「あお」に出会う。

 

東山魁夷の「あお 」。

 

平安神宮の朱い鳥居にほど近いその辺りは、樹々の枝葉が折れ落ちて、台風の爪あとがあちこちに。風にむしり取られたように、太めの枝も折れていた。

 

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9月の日曜日。

雨には降られなかったものの、

空は重い曇天。

絵画鑑賞日和かな。

 

あお 。

あお  っていろんな顔があるんだ。

青 でも  蒼  でもなく「あお」。

 

〜絵を描くことは鎮魂である〜

そう話す東山魁夷

昭和22年に描かれた「残照」から始まり、北欧の「白夜光」、ドイツ、京都の あお の光と陰が浮かぶ。計70作。

 

昭和55年 東山魁夷72歳、

唐招提寺御影堂障壁画 濤声」。

それを観た瞬間、というか観られたように感じた瞬間、魂がポンとそこに飛ばされて、「あお 」の波に包まれ、障壁画から浮き出た 「あお」 にサーっと呑まれ、流され溶かされて、再び浮遊する。

 

絵の中に時間があった。

魂が流され浮遊してくる間を感じた。

海が持つ鎮魂を感じることが出来た。

 

海に鎮魂を感じ

馬に神を感じ

月に光と闇の安堵をもらう

 

東山魁夷の「あお」に鎮魂を感じた。

何回か観てたのに、初めて感じた。

ちゃんと観てなかったんだね、わたし。

魂を時空の中に連れていかれた、

東山魁夷の「あお」だった。

 

 

 

 

8月24日 ありがとうがいっぱい!!

「アロマハンドトリートメントの教科書」!

BABジャパン出版から、

8月24日発行されました。

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結局のところ2年がかりの難産でした。

生んでしまうと

もう一回産みたいと言う

母親の気持ちがわかる気がします。

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書く・ だけならば 、

それはとうの昔に出来上がっていたのですが、

それを、

ひとつの世界観を持ったコンテンツに仕上げることと、

さまざまな外的要因を飲み含めた結果、

たまたまそれが2年だったわけです。

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この2年と言う書籍産みの過程の中で、

いつもなら気づけないことも

いっぱい学ばせていただけました。

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次に仕上げたい

アロマハンドトリートメント臨床本や、

その次に描く書籍のイメージが、

お腹の深いところで、

より強くしっかり育ってきた感触があります。

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手で看る自然療法

アロマハンドトリートメント

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この概念をはっきり導いていきたいと思います。

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もし「アロマハンドトリートメントの教科書」を手にとって頂いたら、

最初からしっかり読まなくとも、

気になる章からみてください。

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なぜなら、

アロマハンドトリートメントには

さまざまな側面があるからです。

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それは、

ハーブだったり植物油だったり精油だったり、

タオルケアのことだったり、

オイルの塗布方法だったり、

反射区と言って経絡やツボのような

心身のつながりの末梢にある

気づきのポイントについてだったり、

セラピストとクライアントの関係性だったり、

皮膚と感覚の関係性のことだったり、

脳と嗅覚と感情や精神のことだったり、

骨格と椅子の配置のことだったり。

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アロマハンドトリートメントは、

さまざまな側面がある

自然療法のトータライゼーションだからです。

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8月24日、

忘れられない誕生日になりました。

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アロマハンドトリートメントの教科書を

 

どうぞ末永くよろしくお願いします。

 

 

 

アロマハンドトリートメントのセラピスト

アロマハンドトリートメントを通して、

セラピストについて考えてみました。

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セラピスト、日本語にすると療法家。

それに近いイメージを持つ言葉で、

ヒーラーというのがあって、

これは日本語で癒し人でしょうか。

 

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セラピストは、

何かの技や方法をマスターして、

対する者(広い意味ではあらゆる命)に行い、

健全な状態へと導く専門家です。

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ヒーラー・癒し人は、

療法を含むなんらかの技能で、

対する者を鎮め癒す人です。

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癒すこと

健全な状態にすること

 

一言で容易に言ってみるものの

深く広い概念です。

 

アロマハンドトリートメントを学び

行う人はセラピストですが、

それを自分という個に取り入れて自在に生かし、

対する者を癒すことができたら、

アロマハンドトリートメントの

セラピスト技術を持つ

オリジナリティのあるヒーラーなります。

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では、癒しって何だろう。

今の私が気づくそれは、

「心身と習性への許し」が叶った時に

起こることだということです。

 

ここで言う「心身と習性への許し」とは、

心の痛みのもとや

ストレスのもとや

身体の痛みや辛さ(これはコリをほぐすとか炎症を鎮めると言った技能や薬草の特性に頼ります)

痛みや辛さを引き起こす生活習慣への気づきを起こし、手放し方を知ることです。

 

許すが湧き上がって来た時、

人は癒されると感じていると思います。

「心身と習性への許し」を。

もしくは、癒されたと感じてから

許すのかもしれません。

 

ぎゅっと掴んで離さないこだわりを

パッと手放してみると、

それは案外簡単かもしれません。

 

セラピスト技能を身につけたヒーラー・癒し人は、

そういう助けをする人です。

 

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アロマハンドトリートメントの技能を活かすセラピストは、

介護や医療の施設・現場の中で、

さらっと普通にそういうことをしています。

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大きいとか

偉いとかじゃなくて

ありがとうとか

よかったあ

とか

そういう気を残していく

アロマハンドトリートメントの

真のセラピストが、

私は大好きです。

 

木之下惠美

自然療法・アロマハンドトリートメント考

約ひと月ぶりになってしまいました。

       ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

怒涛の暑さとなってしまった今年の夏。

異常気象に襲われているのは

日本だけかと思いきや…

世界中至る所で熱波がひどく荒れ狂う。

それでも

それだからこそ

何もできないとあきらめず

人間だからこそ考える。

内側に戻って考えてみる。

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◇ アロマハンドトリートメント概論コア◇

 

手と腕に行い、

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植物の脂溶性・水溶性成分を

天然組成から変化させずに活かす。

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手と腕に効かせるのではなく、

心身全体を含む全身に効かせる。

 

この時、

人と人という2つの命の間に、

敬意が払われるかたちをとる。

 

アロマハンドトリートメントの

形而上学ざっくり。

 

手から脳へ

手から腰へ

手から腎臓へ

手から肩へ

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と効かせることは

反射区療法の究極。

 

コミュニケーションと

空間認識。

コミュニケーションと

自分認識。

 

それらの認識を拡げるのは、

脳と触覚と嗅覚と聴覚の働きを

どう活かすかによる。

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こう書くと難しげだけれど、

正しい形と天然素材の本当で、

やってみて感じてみると

誰でもわかる。

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それがアロマハンドトリートメントです。

アロマハンドトリートメントだから

人の手と人の可能性を活かす自然療法、

アロマハンドトリートメント。

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最上級の有機農法無農薬ハーブは

日本にないからそれを輸入して、

メデイカルハーブの本当と、その使いかたを伝え、

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これも日本にないから、

植物の本来の自然体なキャリアオイルや

基材と呼ばれるシアバターやクレイや、

精油を輸入して伝えているのはどれも、

 

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アロマハンドトリートメントのため。

 

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人のからだと心の可能性を、

自然療法で広めるのは、

そういう素材を使いつつ、

正しくまじめに行うアロマハンドトリートメントだ・

と確信するからです。

 

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だから運営や管理をしっかりして、

強く優しく、

それらとひとを守っていきたいと思っています。

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アロマハンドトリートメントの協会を創り、

社団法人として、商標登録をとりました。

 

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DVDは昨年

書籍は今年

出ます。

 

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この原動力は、

ひとです。

皆さんです。

 

私は理事長として、

AHTA(一般社団法人アロマハンドトリートメント協会)の皆さんの

活躍と可能性と変化を、

直接間近で拝見しているから、

強くなれるんです。

 

本物じゃないといけません。

 

そう心の決めて日々生きています。

アロマハンドトリートメントを携えて。

 

けれどこれは私から出た力だけではなくて、

皆が灯してくれる力です。

 

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いつもありがとう。

皆と一緒に走ります!

 

一般社団法人アロマハンドトリートメント協会理事長 木之下惠美