木之下惠美ノート

(社)アロマハンドトリートメント協会理事長 らぼぞうスクール校長 ドイツメデイカルハーブと占星術

メリッサとオレンジフラワー

メリッサは、レモンのような香りとシンプルな味わいで、どんなハーブとブレンドしてもうまく馴染むメディカルハーブです。

メリッサの和名は、香水薄荷。

または、西洋山薄荷。

シソ科の多年草でその葉をティーにしたり、

精油として用いたりします。

 

メリッサを描いてみました。

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ハーブとは、そもそも薬効のある雑草です。

その薬効のある雑草が、

5千年以上昔から形を変えず、

性質(成分)を変えず、

ひとの生命に役立ってきたため、

メディカルハーブと呼ばれるようになりました。

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大根や人参も、

ひとの生命に多くの良い効果を発揮しますが、

美味しさや栽培のしやすさなどを高められ、

大量に栽培することができます。

原則的に、

これはメディカルハーブではありません。

食養生として使われます。

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メリッサのお話に戻りますが、
メリッサの香りの持つ鎮静作用は、
シトラールやリナロールという成分によりますが、
これは成分のみであるより、
メリッサハーブである方が、
ずっと効果が高いのです。
これは、

ドイツメディカルハーブの

検証において知られているところです。

 

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メリッサティーは、

シトラールやリナロールなどの香り成分とともに、含まれる水溶性成分との相乗効果で、

ストレスによるイライラや不安、

不眠やこわばりを取る作用をもたらしてくれます。

メリッサはオレンジフラワーを少し加えると、

それらの働きを高めます。

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ハーブは生き物です。

どこまでも深淵で

どこまでも新たなる発見を与えてくれます。

 

らぼぞうスクール

http://www.lavozou.com/school/pdf/season11.pdf

栄中日文化センター夜講座

*毎月第3木曜日13時スタートの昼講座も随時募集しております。

http://www.chunichi-culture.com/programs/program_154791.html

栄中日文化センター大名古屋ビルヂング教室

http://www.chunichi-culture.com/programs/program_166542.html

ぎふ中日文化センター

http://www.chunichi-culture.com/programs/program_171700.html

 

 

 

 

 

自然療法について考える

広辞苑第7版で、

自然療法 を調べてみたけれどありません。

そうなんだなあ…残念。

 

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自然 については、

 ① おのずからそうなっているさま。

     天然のままで人為の加わらないさま。

     あるがままのさま。

② (哲)人工・人為によりなったものとしての文   化に対し、人力によって変更・形成・規整されることなく、おのずからあるいは超越的なものによる生成・展開によって成り出でた状態。超自然や神の恩寵に対して言う場合もある。おのずからなる生成・展開を惹起させる力としてのものの性。本性。山川・草木・海など、人類がそこで生まれ、生活してきた場。特に、人が自分たちの生活便宜からの改造の手を加えていない物。また、人類の力を超えた力を示す森羅万象。精神に対し、外的経験の対象の総体。

と続きます。

 

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療法 については、

 治療の方法。

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とありました。

 

自然療法 は、

人が無理な手を加えずに行う治療の方法。

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ということになりますでしょうか。

 

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わたしは、

アロマハンドトリートメントと

ハーブを含む自然素材の活かし方を

学び、実践し、伝えています。

自然療法家として。

 

広辞苑第7版で再確認して、

自然療法家としてあるならば、

生業のもととなる自然療法のツールは、

「自然」。

ひとにおいても植物においても、

そこは譲れないです。

 

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香りも、

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味も、

その療法としての働きも、

伝える人も、

人為的な変更や

生活便宜による変更はダメです。

要するに、

都合よく歪んじゃダメだということです。

 

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生活便宜のない日を送ることは、

とても難しいけれど、

自然療法家は、

そういう毎日に、

命の振り子を置いて歩くようなもの

なのもしれません。

 

広辞苑第7版を見て、

そう思いました。

 

 

 

 

こっちから見る手とそっちから見る手

アロマハンドトリートメントは、

自分の手(セラピストの手)で、

相手の手(クライアントの手)をとって、

施術を行います。

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自分の手と相手の手は、ほぼ同じ数の骨と筋肉でできているし、大抵の動きは同じようにできるから、客観的になれないことがあります。

 

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猫の手だったら違うってわかるけど…

 

アロマハンドトリートメントの施術には、

反射区と呼ばれる、身体と対応する手腕の部位を刺激するケアがあるのですが、

相手の手と、自分の手の境界線を超えて、ケアしようと刺激する…なんてことがあります。

これは特に、施術を一生懸命覚えようとして、練習している時に、多く見られます。

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「あれ?ちょっとおかしいねえ。」

なんて自分でも気恥ずかしくなったりして。

 

「こっち・と、そっち」が

「どっちも、こっち・になる」

…わかります?

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相手の手だと思って、無我夢中で施術をしていたら、自分の手だった💦なんてこともあるのです。

これは、自分の手とつながる相手の手に集中するあまり、相手の手に、相手の腕と肩、そして相手の身体がつながっていることを、忘れてしまう状態、とも言えます。

 

手腕は、自由上肢と呼ばれる、可動の自由が利く手と腕と、

上肢帯と呼ばれる、鎖骨と肩甲骨でできている手腕と胴体を連携させ、コリを感じやすい部分から出来ています。

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この自由な部分とコリを感じやすい部分を、なんとなく別個にしてしまうと、アロマハンドトリートメントが台無しになってしまいます。

 

手と腕の土台は、コリを感じやすい部分だから、ちょっとした居心地の悪さにも、微妙に違和感を感じてしまいます。

そしてその違和感が、不安定な施術になってしまい、気持ち良さも削がれますが、効果的な癒し効果が台無しになります。

 

相手のことって、わかっているようでわかっていないって、アロマハンドトリートメントでも言えることなんです。

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これ、練習が要なんです。

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らぼぞうスクールで、アロマハンドトリートメント練習会もしています。当協会で学んだ方は受講できます。

http://www.lavozou.com/school/index.html

 

 

 

 

 

 

 

講座のリズム

講座のある日は、

朝から講座のリズムを作る。

時間の流れをイメージするように。

 

2時間なら2時間の、5時間なら5時間の。

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 短針

長針

秒針

それぞれの強弱のリズムで、

ポイントを紡ぐように。

 

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うまくいかない時は、

リズムに確信がない時。

いけませんねえ。

そういう時はきっと、

わけがあります。

 

 

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それはだいたい、

心に何かつかえていて、それに負けた時か、

それとも、

出来ると安易に考えてしまっていた時。

 

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だから、全力投球でリズムを紡ぐ。

みんなの顔を思い浮かべて力強く。

 

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力強いリズムのためには

練習と経験が要。

 

講座は、

講師が学んだことをそのまま表現するのではなく、

皆が、頭と心で何かを奏でることができるように、講師が促すもの。

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そのために学ぶずっとがリズム。

 

 

春の栄で、お会いしましょう。

名古屋の栄中日文化センターは、

総移転を来年の1月に控えて、

五十年以上にわたるその地での活動を

一旦近くに移転させ、ビル自体が建て替えられます。

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夏になると屋上ではビアガーデン

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名古屋テレビ塔を望みつつ

 

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エントランスのモザイク天井が特徴的な

 

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 このマークが目印の

日本最大のカルチャーセンター‼️

さすが芸どころ名古屋🌟

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 介護のためのアロマハンドトリートメント講座

4月からのスタートは、こちらの中級過程からスタートです。初級過程も学びますよー🌟

4月より毎月第1木曜日15:45から2時間

http://www.chunichi-culture.com/programs/program_138709.html

 

アロマハンドトリートメント実技実践編は、

車椅子や肘掛け椅子などケースに応じた施術方法もしっかり行います‼️これは、AHTAアロマハンドトリートメント講座受講経験者にもオススメです🌟

4月より毎月第3木曜日15:45から2時間

http://www.chunichi-culture.com/programs/program_138717.html

 

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人と人、植物と人の間に起こる

コミュニケーションヒーリングです。

 

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みんな笑顔で真剣です。

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身体ことも学びます。

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誰もが綺麗な笑顔で、

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なんか楽しくなっちゃいます。

 

ぜひご一緒にいかがですか。

 

アロマハンドトリートメントについては、

こちらでも書いています。

 http://hatsuho44.hatenablog.com/entry/2018/02/20/000057

 

春から栄でお会いしましょう🌸

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教室の窓から見える春の夕陽。

 

 

 

手の感覚と感情

最近触れたものを、

直近から思い出すと、

多分、

パソコンもしくはスマートフォン

キーボードか画面かな。

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その前はなあに?

お茶のカップ?

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ノートかファイル?

それとも、

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扉のノブか、電気のスイッチ?

 

触れることに関係する身体の部位は、

脳と神経と皮膚感覚。

 

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柚子とほっぺの関係ではありません💦

 

例えるなら、

脳と神経の関係は、

会社の上司と部下のような関係。

ちょっと遠慮もあり、感情は横に置いておけそうかな…。

けれど、

皮膚と神経の関係は、
脳と神経の関係より密接。

 

皮膚と神経の関係は、

まるで、おしゃべりな仲良し兄弟のよう。

皮膚が、「痒い!」と言えば、

神経も、「痒いよね、家族みんなに伝えるね。」と言って、

近くにいた皮膚に伝えていくから、

皮膚が広がるようにどんどん痒くなる。

 

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あーこの写真はあんまり関係ないですね💦

皮膚と神経は、以心伝心。

ついでに、皮膚・神経兄弟は、

情報を周りにふれまわる性格。

 

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痒いなーと思って掻くと、

痒いところがどんどん広がっていく。

 

皮膚が持ってる情報伝達方法は、

感情移入型の神経シグナルで、

「温かいな〜」と感じると 、

「温かいっていうかあ、気持ちいよねーっていうか、安心していいんじゃない?」

なんて感じで、

情報に、感情移入して伝わる構造。

 

そのため温かいものを触れると、

「安心ー💗」なんて思っちゃいます。

 

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なでなで…いいなあ  byこまめさん

 

冷たい飲み物を手渡ししてくれるひとに対してより、

温かい飲み物を手渡ししてくれるひとの方に、

惹かれてしまう。。単純!

 

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みんなで手浴。。仲良くなれるね!

 

冷たいより温かいは、安心感に、

ザラザラよりふわふわは、好感度アップ!

ガサガサよりしっとりは、良質1票。

 

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 骨より本物のほうがいいよね〜^ ^

 

手には、

感覚シグナルがいっぱい存在していて、

感情移入たっぷりで、

神経から感情に訴えるわけだから、

触覚と感情関係は、侮るべからず。

 

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肉球ですかあ(^◇^;)

 

感情を癒すなら、

温かいものに触れてみるべし🌟

 

 

 

 

 

 

アロエと白バラ

春のコートやウインドブレーカーだけでは、まだ寒いけど、真冬のコートじゃ、ちょっと季節外れに感じるから、春コートの上からショールを一巻きして街歩き。

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風がね、気になるんですよね。

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陰陽五行思想の季節で言うなら、

今は春。

 

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春の風は、身体にあまりよろしくない。

朝霞がかかっているような日は、

大陸からの黄砂が多い証だから、

一層気をつけたい春風。

まずは肌を乾燥させてしまう。

 

だから最近保水に重点を置いて、炎症をとって肌をふっくらさせるアロエと白バラの化粧水づくり。

 

こんな感じで。

 らぼぞうの定番、アロエベラの保水ジェル

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10gくらいをビーカーに入れて、

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そこに、白バラの蒸留水を入れてよく混ぜて出来上がり。

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 これは基本の美肌化粧水。

で、ここにいくつかのアレンジをして

春風から肌を守る化粧水づくり。

 

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 カスタードクリームみたいなものや、

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コハク色のバラの香りのとろとろ化粧水。

こういうのを作るわけを知って作る講座が

らぼぞうスクールの1日講座「らぼ姫会」

 

http://www.lavozou.com/school/index.html

毎月お題が様々なのでチェックしてみてね。

 

ミルク色の空は綺麗だけれど、

その下をスーッと吹いて来る風は、

アレルギー肌や乾燥肌にはちょっとね。

 

桜も梅も楽しみだけれど、

ウインドブレーカーをしっかり着て、

アロエと白バラの化粧水を持って出かけましょ。

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らぼぞうスクール

 http://www.lavozou.com/school/index.html